海外プロ組織が突然解散。選手やスタッフへの給料は未払いのまま、SNSアカウントを一斉削除
イギリスのEスポーツ組織「eMasters」は5月11日、突然SNSアカウントを削除し、解散が明らかになりました。また、所属していたプレイヤー、スタッフからは給料が支払われていないことが報告されています。
VALORANT公式リーグ VCT 2023 - Challengers League Northern Europe: Polaris Split 2 (VCT Challengers 北ヨーロッパ) に出場していたeMastersですが、5月9日に行われた FOKUS 戦に破れ、プレイオフ進出の可能性が失われてから2日後に突然SNSアカウントを削除しました。所属していた選手やスタッフからは、給料の未払いや、オーナーの人種差別や性差別などの過激な思想などの問題が明らかにされました。
"誰も驚きはしないでしょうが、人種差別主義者、性差別主義者である eMastersのオーナーは詐欺師でもあったようです"
eスポーツの給料未払い問題は昔から多くのタイトルで問題となっています。選手の多くが若いプレイヤーであることから、不利な契約を結ばせたり、今回のように給料を支払わずにチームを解散するなどの事例が起こっており、選手を守るために業界全体での改善が求められています。泣き寝入りするeスポーツ関係者を減らすためにも、エージェントを通じた契約などの案を積極的に取り入れていく必要があるでしょう。
eスポーツチームの経営は非常に困難ですが、特にヨーロッパのTier2シーンで活躍するチームの維持は難しく、先月も同じく VCT北ヨーロッパリーグでプレイしていた HSDIRR の一時休止、解散が発表されています。EMEAのリーグは国や地域ごとに分けられているため、リーグごとの視聴者は他地域と比べて少なくなっており、スポンサーの減少などの事態も確認されています。同地域で活動するチームや選手は、Riot Gamesのヨーロッパへの支援を求めています。
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